部下の鈴森汐那と出張に来たのはいいが、嵐のために電車が止まって帰宅難民になってしまった。 あわててホテルを探したがあいにくどこも満室。 やっととれた部屋は一つだけ。 これは期待に胸が膨らむと思いきや、バレンタインデーにできたばかりの汐那ちゃんの彼氏から電話が。 虫の知らせか? 危険を察知しちゃったか? 彼氏と電話中で抵抗できないのをいいことに後ろから抱き付いてしまった。 受話器の向こうの彼氏に聞こえないように声を押し殺す汐那。 欲望!卍解! せっかくいっしょの部屋になったんだからいいじゃないか。 今日は彼氏に会えないんだからいいじゃないか。